婦人ファッションの販売会社に新卒で入社した当時、一般大学からの入社であった私は、洋服に関する知識は全くと言っていいほどありませんでした。
生地の名前から始まって、お取り扱い方法、洋服の構造やパーツの名前等々、いちから必死で勉強しました。
会社では新人研修をやってくれたのですが、座学ばかりではなく、製造現場の見学もさせてくれました。
婦人服メーカーや、クリーニング工場などです。
初めて見る縫製工場は、昔ながらの手作業と大規模なオートメーションの混合です。
型紙を生地に合理的に配置するマーキングや、生地の裁断などは、機械が自動で行なっています。
ですが、縫製はミシンで手作業、女工さんたちが受け持ちのパーツ、パーツを慣れた手つきで素早く縫い上げていきます。
こういった一連の流れで、既製服というのはできていくのだということが一目瞭然で分かりました。
縫い上がったものは、最終的に縫製検品を受けて商品として出荷されます。
それをわれわれがお店で販売しているのです。